著作品

著書&関連書籍

一般書店で買える拙著の簡単なご紹介です。 ページ右側にリンクを貼っておきましたので、興味のある方は是非ご購入くださいませ。 (^_^.)
商品というもの、著者や制作者の手を離れてしまえば、あとはお買い上げいただいた皆さんの自由なのですが… こちらの意図や目的をしっかりと読みとってくれた上でのご感想や、的を射た考察、そして建設的なご意見は本当に嬉しいものです。
今後、少しずつそういった御感想や分析なども加えて行きたいと思っていますので、文章が嫌いでない方は参考になさってください。

2015年

『キミにも、できる! マジック プロの秘密』

『アッというまにマジシャンになれる本』と『メンタルマジックで奇跡を起こす本』を小学生向きに加筆、再編集したものです。
内容は以前と同じものですが、小学生でも理解できるよう、色々と細かく手を加えてあり、新書版サイズなので、より読みやすくなっていると思います。
タイトルも以前よりは正しいものになっているかな (^^;)
以前の本をお持ちでない方は是非。大人の方やプロの方にもおすすめですよ。

2006年

『アッというまにマジシャンになれる本』 河出書房新社

文庫版。 一般向けの入門書として最初に書かせていただいたものです。とにかく安くてトリックの数が多いということで、一般の方の評判も良かったのですが、中身もかなり濃いものとなっております。私の本全般にいえることなのですが、一般向けというのは表向きであり、実際にはプロとしての私のレパートリーもそのまま解説しています。

『人はなぜ簡単に騙されるのか』 新潮社

新潮新書。 帯につられて詐欺やオカルトに関する話だと思われた方が多いみたいですが…基本的にはマジシャンの書いたマジックの本 (^_^.) ハウツーではなく、トリックに騙される理由やマジックとして演じる際のおもしろさや難しさについて書かせていただきました。韓国版や中国版も出ております。

本書の中で、卓上でグラスを消すという有名なトリックを紹介しました。
これはあるトリックの原理説明のために取り上げたのですが、多くのマニア (およびマジシャン) の方は “よく知っているトリック” との思い込みから、きちんと読んではいただけなかったようです。
最近も、とあるマジシャンの新刊で、同じトリックが紹介されていたのですが… 私が拙著で指摘した問題点には気がつかずに、堂々とスルーしていたみたいです。 (^_^;)
一般向けの入門書において、「マジックはタネだけではないんですよ」 「まずはコミュニケーションですよ!」 そう語っているからこそ、従来からある有名トリックの問題点に気がつき、その上で正しい考え方や、やり方を提示し、啓蒙すべきだと思うのですが… 

★御存じ 「ナポレオンズ」 のマジック担当、ご本人曰く 「イイ男の方」、ボナ植木さんのブログ2006年12月25日で紹介してくれました。

2007年

『コミュニケーション力が身に付くクロースアップマジック23』 (小学館文庫)

これまた安い (^_^.)!文庫本です。 おそらくは生での実演をみれば、絶対にレパートリーにしたくなる作品が多数収録されています。正直あまり売れなかったのですが、『アッというまにマジシャンになれる本』 ではできなかった、演技面にかんするアドバイスが充実している本で、一般の方の入門書としてはイチオシです。韓国版もでました。

『一瞬で相手をリードするマジック心理術』 かんき出版

ビジネス書の体裁ではありますが、実際のところはメンタルマジックの基本テクニックを分かりやすく解説した本です。いわゆるマジシャンズ・チョイス (エキボック) について、これほど簡潔にまとめたものは初めてかもしれません。

『ゆうきとものクロースアップ・マジック』 カズ・カタヤマ著 東京堂出版
 ※DVD付

先輩マジシャン、カズ・カタヤマさんに書いていただいた私のマジック作品集です。諸事情により、収録作品自体はベスト版とはいきませんでしたが、カズさんの分かりやすい文章と素敵なイラストにより、なかなか楽しめる本となっております。

2009年

『だましの技術』 メディア・ファクトリー

キャッチセールス評論家という肩書を持つルポライター 多田文明さんと 「だまし」 について対談した本。実践で使えるトリックも紹介しております。個人的には大好きなのですが、ほぼ絶版状態の模様 (^_^.) ネット上で扱っていそうなところを見つけたのでリンクしてはおきましたが… 見つけたら是非!

★「ナポレオンズ」ボナ植木さんのブログ 2009年2月9日 で紹介してくれました。
★世界中にファンを持つ女性マジシャン、YUMIさんのブログ 「マジック紀行DIARY」2009年1月29日 で紹介してくれました。

2010年

『たのしいマジック』 偕成社

小学校高学年向きの入門書として書いた初めての本。人気イラスレーターよしながこうたくさんのユニークなイラストもすばらしく、理想的な本に仕上がっております。
また、表向きこそ子供向けの体裁ですが、実際に人前でマジックを演じてみたい、もしくは演じている、10歳から70歳までのすべての人に読んでもらいたいと思っています。

ちなみに本書に収録されている 「21カードトリック」 には、これまでの一般解説書にはなかった、画期的なサトルティが加えられています。これは フォーサイトマジックスクール の中でもカリキュラムの中に取り入れておりますが、これにより、古典的な数理トリックが、強力なメンタルマジックに生まれ変わるのです。読み飛ばしていた方は是非チェックしてみてください。

★クロースアップマジックの名手、大原正樹さんのブログ「大原のおすすめ」 2010年11月7日で紹介してくれました。

2011年

『ウケる手品』 筑摩書房

筑摩新書。 タイトルは、本来ならばせめて 『ウケる為の手品』 としたかったところ。一般向けの前提で書いてはおりますが、経験値の高い実践派の方なら、思わずにやりとするお得な情報も満載です。

★福岡在住のプロマジシャンDr.ZUMA氏が鋭い (カッコイイ!^m^) 書評をアップしてくれていました。「Dr.ZUMAのお知らせ」2012年2月3日「本の紹介」をご覧ください。

ちなみにアマゾンのレビューにおいて、「ハズレでした」 というものがあり、これはまあその方の感想なので、仕方がないことなのですが… この方、おそらくは新しい (自分の知らない) トリックを求めていただけなのかなと感じました。
このページで紹介しているどの本におきましても、まえがきやあとがき、もしくはコラムなどを読んでもらえば、十分にご理解いただけるかと思うのですが、私は決して新トリックの発表を目的としている訳ではなく、マジックの面白さや、マジックとうまく付き合うための実践的なアドバイスを中心に考えて構成しております。 (一般商業書なので、様々な制約はありますがね!) 実際のところ、私はトリックを自分でも考えますし、演じる立場でもありますので、よ~くお読みいただければ、一見よくありがちな古典トリックのようでも、見せ方やセリフなどに様々な工夫を読みとっていただけるはずなのですが…

★それでは以下に北海道在住の奇術家、綾部祥巳さんからいただいた御感想を紹介します。かなり詳細に内容にも触れておりますので、本をお持ちの方には参考にしていただけると思います。

~「ウケる手品」 じっくり読ませていただきました。
今回も内容の大変濃い本で、読みながら感心してうなる箇所がいくつもありました。
私が最も感心したのは、各トリックの後に添えられた 「演じる際のコツと注意点」 の部分です。
これまで出版された解説書で、トリックの演じ方 (手順説明) のみならず、その背景となる 「考え方」 の部分まで言及しているものは、残念ながらそう多くは存在しません。
しかしこの本の場合、まさにその点に大きなウエイトが占められており、非常に面白く読ませていただきました。

「演じる際のコツと注意点」 という言い方でまとめられていますが、実際はこの部分は演じる際の 「理論」 にあたると思います。
何に気を配り、何をすべきでないか、またそれはなぜなのか・・・。
そういった、演じる上で意識しておくべき事がよく読むと散りばめられており、大変勉強になりました。

例えば 「シンプルイズベスト」、 「観客への負担軽減」、 「演技後の観客へのフォロー」、 「観客に疑いを起こさせないために」、 「演技の方向性の明確化」、 「短いフレーズの重要性」 などといった、マジックを演じるときに応用できる様々な 「理論」 がさりげなく書かれています。
紹介しているトリックの数こそ多くはないですが、こういった部分の厚さ、深さこそがこの本の大きな価値であると思います。

また、各トリックの解説の仕方も大変細かく、説明が行き届いていると感じました。
トリック自体の骨格説明だけでなく、せりふやタイミング、具体的な示し方などについても細やかに解説されています。
細かいニュアンスの部分というのは、 「センス」 や 「タッチ」 といった言い方で演者に任されてしまっている所であり、パフォーマーごとに最も差の出る所でもあります。
演技初心者にとっては (もちろんベテランにとっても) 最もむずかしい箇所の一つであるわけですが、 「ウケる手品」 ではその点の配慮が大変良くなされており、読者が実際に演じるためにどうしたら良いかをしっかり考えて書かれていると感じました。
なにより、日常の中でマジックをどう生かすか、普段の人間関係の中でどのようにマジックを使うのか (これが本当に難しいのです) という観点からトリックが注意深く選ばれているのが素晴らしいと思います。

演者がスーパーマンになりすぎることなく、 「ちょっとした話題提供」 することで楽しい時間を共に過ごすこと。
カジュアルな普段の生活の中で、真の意味でマジックをコミュニケーションに生かすこと。 そういうことの難しさと重要性を良くご存知のゆうきさんならではの、こだわりのセレクトとお見受けしました。 このセレクト面も、この本の大変ユニークなところだと思います。

個人的に 「コラム」 が充実している点が大変気に入っています。
コラムや後書きは著者の考え方が分かる部分なので、そういうところを読むのが私は大好きなのですが、ゆうきさんらしい、マジックへの愛情に溢れた、しかし実は厳しさも垣間見える文章で、色々考えさせられる (身につまされる?) コラムでした。 アマチュアがどう振舞うべきかなどというのも実に勉強になりました。
また 「優れたマジシャンの演技を生で見、一緒に堪能しているお客様の楽しそうな顔を見ているときが一番幸せ」 というのは大賛成です。

長くなってしまいましたので、特に印象に残った二、三のトリックについて述べておきます。

「コイン・シデンス」 ですが、相手に左手を握らせる工夫がすばらしいと思いました。
これにより三つのアウトそれぞれに等しくインパクトを持たせる意味づけができるのがすごいです。

「お菓子な予言」、 パテオフォースの違和感を、チョコを食べるという行為で軽減させてしまうというアイディア、これも思わず唸ってしまいました。

「あなたの負け」、 原型はP・ケーンの 「バリアント」 でしょうか。
実は私は 「バリアント」 には説得力をあまり感じず、やる気が起きなかったのですが、このやり方ならば大変シンプルで見違えるような面白い作品だと思いました。

これからさらに時間をかけて、書かれているトリックに挑戦したいと思います。
そうしながら 「行間に」 隠れているアドバイスなどを発見できるのを楽しみにしています。
素晴らしい本をありがとうございました。
(勝手な事を長々と書いてしまいました。どうもすみません・・・)

綾部祥巳~

※ステキな御感想、感謝です。 (^^♪
ちなみに 「あなたの負け」 の原案は、P・ケーンの 「バリアント」 です。
原案で使用する技法の代わりに、もう一つのアウトを利用する考えは、マーク・スペルマンのDVDで、丸めたお札の内側に書いておくというアイデアを見たのが最初です。日本で演じるならば 「ウケる手品」 で解説した方法が無難でしょう。
このトリックは、一時期自分のショーの中でもよく演じていたのですが、たまたまあるマニアの会で演じたところ、かなり不思議に見えたらしく、あとで高名な研究家の方から問い合わせの電話があって驚きました。 ^^;
ちなみにmMLの70号でも解説しております。

★もうひとつの御感想は、最近ではネットショップ 「フレンチドロップ」 でのコラムで有名なマジック研究家、石田隆信さんからのものです。読んでいただくと分かりますが、ほぼすべてのネタについて言及してくれております。本当に真面目でマメな方です。
m(__)m

~前回の『たのしいマジック』(偕成社)と同様、すばらしい内容で感激しました。

今回も失礼かと思いましたが、感激したことを報告させて頂きます。

各作品の最初に、数コマのマンガで現象が紹介されています。
これだけで現象が分かるシンプルさが好きです。
しかも、不思議でウケるマジックばかりなので嬉しくなります。
知っている原理でも、興味を引く演出が加わっていて、使ってみたくなります。
また、ウケるための見せ方や注意点が、大いに参考になります。

最初の名刺を使ったマジックは、マニアには衝撃的だと思います。 こんなにシンプルにして大丈夫かと不安に感じます。 少し考えられると、種の原理がばれる恐れがあるからです。
もちろん、十分すぎるほどの不思議さがあります。 この不安に対して、これまでの経験と考え方を紹介されていたのが印象的です。
さらに、二つの別法も解説されていて、嬉しくなります。
カードではなく、名刺を使った演出にしているのも、ウケる要因だと思います。

コラムの中で触れられていました「基本的にはマジシャンにならない方が得」や、「ハードルは常に下げておいた方が得」は新鮮に感じました。
一般の人がマジックを演じやすくするためには、取り入れるべき考え方と思いました。

2番目の名刺のマジックもすばらしいのですが、演技後のことも考えられていたのには脱帽しました。
コラム 「クロースアップマジックの本当の難しさ」 でも、その点に触れられていて参考になります。

3番目のコイントリックは、シンプルでエキボック使用の理想型といえます。
演じ方に注意して、正しく行わないと、ウケ方に大きな差が出ることがよく分かります。

4番目の名刺でのオルラム・サトルティを使用したマジックもかなり不思議です。
そこに記載された注意点は重要だと実感しました。

これら以外の作品でも、マーブルチョコを使った素材の楽しさ。
ケータイの着信音を効果的に使ったニクイ演出。
客が運が悪かった人にならないための一言の配慮にも感心させられました。

ダイレクトで不思議さが強烈であったのは、バラや三角形の予言マジックです。
これらには、保険としてのパテオフォースがあり、安心して演じることが出来ます。

オープンにして演じるマジックと、秘密の部分を隠したまま行うマジックとの違いを、はっきりさせているのも画期的です。
オープンにして演じる 「はずれる乾電池」 や 「天国と地獄」 や 「指から抜けるストラップ」 は、私も好きな作品です。

オセロやダイスのマジックは、面白い原理と種です。

テクニカルな二つのコインマジックもシンプルで効果的です。
一般の人には少し難しく感じますが、頑張れば出来るマジックです。
しかし、それよりも、マニアがちょっとした腕前を見せるマジックとしては最適です。

そして、収録された18作品の中で、私がレパートリーとして以前からよく演じていたのが 「リンクト」 です。
1977年発行のハリー・ロレイン著 「ザ・マジックブック」 を読んでから、取り入れるようになりました。 面白い発想で不思議ですが、不思議さが十分に伝わりにくいようです。
よく注目させていないと、いつの間にかつながっているので、ごまかされた印象があるのかもしれません。 その点の改善のために、強調すべきポイントを考えましたが、そのことは全て書かれていましたので、さすがと思いました。

長々と感想を書いてしまいました。
これまでの本とは、一味違ったすばらしさがありました。
これからもご活躍を楽しみにしております。~

『アッというまにマジシャンになれる本』 河出書房新社

2006年に刊行した本の大型版。内容は多少削ってありますが、非常に読みやすくなっております。念のために云っておくと、決してアッというまにマジシャンになれる訳ではありません。 (^_^.) タイトルはあくまでも出版社がつけたものです。

2012年

     

『あなたにもできる! メンタル・マジックで奇跡を起こす本』 河出書房新社

多分文庫サイズとしては世界初のメンタルマジックの専門書でしょう。 (^_^.) おそらく実際に演じてみないことには、絶対にその絶大な効果を体感できません。是非やってみてください。

★ナポレオンズのマジック担当、ご本人曰く 「イイ男の方」、ボナ植木さんのブログ 2012年11月21日で紹介してくれました。
★福岡在住のプロマジシャン、Dr.ZUMA氏のブログ 2013年1月20日 「思い込み」というタイトルの考察の中で、本書を紹介してくれました。
★「奇術の詩の子供たち」 というサイトの 「書籍紹介」 で取り上げられています。
    

「奇術の詩の子供たち」を運営されているのは、アマチュアのマジック愛好家の方のようです。ちなみにこのレビューの中では、15の収録作品の中でカードマジックが6つとありますが、実際は5つの間違いです。

※おそらくは 「チープダウジング」 という作品の冒頭だけ読まれて、そのように思われたのでしょうが、最後までしっかりとお読みいただければ、この作品の本質が決してカードマジックではないことがお分かりいただけることでしょう。

また、はたして 「メンタル的なカードマジック」 と言うものが、一体何を指すのかという点に対しましては、実際のところ、多くのマジシャンが偏った “思い込み” に支配されているようです。メンタルマジック専門ショップで買ったネタであれば、すべてメンタリズムかといえば絶対にそんなことはありません。数万円を出して高性能の機器を揃えたとしても、正しい使い方でのプレゼンができなければ、ただ単に 「インチキ」 だと言われるでしょうし、仮によく知られた 「21カードトリック」 であっても、単なる数理クイズとするか、強力なメンタルマジックにするのかは、結局のところ演じるマジシャンの腕によります。
「セルフ・ワーキング」 「スライト・オブ・ハンド」 「ギミック」 といった用語は、「マジック」 という極めてユニークな表現手段を達成する為の、ごく一部のパーツにすぎませんし、そもそも 「メンタル」 「ステージ」 「クロースアップ」 といったジャンル分け自体も、お客さまにとっては何の意味もないのです。

「不思議」 「すごい」 「たのしい」 「おもしろい」 といった感情は、あくまでもお客様自身が感じ、決めることであって、演者が望むことでこそあれ、決して一方的に押し付けてはならないのです。

この手の入門書が一般商業誌 (単行本) である場合、そこには専門書以上に多くの制約があります。本のタイトルやキャッチコピーだけに引きずられることなく、是非とも本質を読みとってもらえればと思います。

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