新潮新書。帯につられて詐欺やオカルトに関する話だと思われた方が多いみたいですが…
基本的にはマジシャンの書いたマジックの本 (^_^.)
ハウツーではなく、トリックに騙される理由やマジックとして演じる際のおもしろさや難しさについて書かせていただきました。
韓国版や中国版も出ております。
本書の中で、卓上でグラスを消すという有名なトリックを紹介しました。
これはあるトリックの原理説明のために取り上げたのですが、多くのマニア(およびマジシャン)の方は“よく知っているトリック”との思い込みから、きちんと読んではいただけなかったようです。
最近も、とあるマジシャンの新刊で、同じトリックが紹介されていたのですが…
私が拙著で指摘した問題点には気がつかずに、堂々とスルーしていたみたいです。(^_^;)
一般向けの入門書において、「マジックはタネだけではないんですよ」「まずはコミュニケーションですよ!」そう語っているからこそ、従来からある有名トリックの問題点に気がつき、その上で正しい考え方や、やり方を提示し、啓蒙すべきだと思うのですが…。
「ナポレオンズ」のマジック担当、ご本人曰く「イイ男の方」、 ボナ植木さんのブログ2006年12月25日 で紹介してくれました。