マジックQ&A|初心者のためのよくある質問
マジシャンゆうきともが、これまでに寄せられたマジックに関する質問にお答えします。
初心者から中級者まで、上達のヒントが満載です。
マジックを始めたいのですが、何から手を付けて良いのかわかりません。
現在多くの方がYouTubeをきっかけにしてマジックを始めている様ですが、あまりにも情報が錯綜しており、まさに何から手を付けたらいいのか分からないと思います。
たまたま優れた動画に出会い、よい演技、ある程度でも正しい解説に出会えた方はそれでよいと思います。
また実際によい先生に出会い、学ぶ機会があれば、それはラッキーです。
しかしながら現実には難しいですよね。特に地方にお住まいの方は安心して学べるレベルの先生に出会うことも難しいでしょう。
という訳で、まずは私の教材を自信をもってお勧めいたします😊
ご自身の取れるお時間や予算に合わせて、まずは以下のどれかを試してみてください。
・「ゆうきともオンライン」
・ 『ともの会NEO』
・『ユーキャン 大人のマジック講座』
おそらく一番お手軽なのが『ゆうきともオンライン』です。一か月2,980円で300以上あるコンテンツを見放題なのですが、まずは無理をせず、初期のLIVEや基礎講座を数本ご覧になってみてください。
不器用でも出来ますか?
出来ます。これまで30年近くに渡り、様々な方に教えてきましたが、いわゆる器用、不器用というのは関係ないみたいです。
おそらく学ぶ方のモチベーションと目的意識こそが大切です。
マジックと言っても様々なジャンルがあり、自分のやりたいもの、自分に合ったものを見つける楽しみもあります。まずはともかくやってみることですね。
ゆうきさんの教材で学べるマジックにはどんなものがありますか?
少人数でカジュアルに楽しめるトランプマジックやコインマジック、20人くらいまでの前で演じられるロープやハンカチなどのマジック、少人数から大勢まで対応できるメンタリズムのようなマジック、そういったジャンルにチャレンジしてみたい方にお勧めです。
オススメの書籍を教えてください。
「ゆうきともオンライン」で推奨しているのは、東京堂出版の 『カードマジック』高木重朗著 です。手に入りやすく、お値段もお手頃です。
またカード以外では同じシリーズの『テーブルマジック』二川滋夫著もオススメです。
私の著作では 『たのしいマジック』(偕成社) がお勧めです。一見子ども向けの本ですが、大人の方でも参考になるはずです。
他にも色々とありますが(あり過ぎるのです)みなさんの興味のあるジャンルについての詳細なご質問は「ゆうきともオンライン」で受け付けております。
道具はどこで買ったらよいですか?
私の教材では、あまり特殊なものは使用しませんので、大抵は身近なショップ(雑貨店や100円ショップなど)で手に入ります。マジック専用の道具に関してはマジックショップで購入するのが一番早いと思います。
色々なトランプが売っていますが、どれを購入したら良いでしょうか。
現在は様々なトランプが販売されていて悩まれる方もおられますが、基本的にはバイシクルのライダーバックで十分です。色は赤と青と黒があり、サイズは2種類あって、ブリッジサイズとポーカーサイズ、価格は2025年現在、800円から1000円くらいです。
お子様や女性、手の小さい方にはブリッジサイズをお勧めします。
まずは、赤と青を一組ずつ用意すれば十分です。
マジックを誰かに見せてみたいのですが、誰に、いつどのタイミングで見せたら良いか悩みます。
悩まずに機会を自ら作り、どんどん(一度に2つ以上演じるのは禁物)演じることが大切です。
カッコつけようとしてはいけません。素直に自分がマジックを学んでいることを伝え、見てくれるようにお願いすればよいのです。
大抵の場合、最初はウケます。恐れるべきはそこで調子に乗りすぎることです。
褒められたら素直にお礼をいいましょう。辛辣な意見をいただいても、まずは感謝しましょう。
こういった心がけを忘れなければ、いずれは相手からリクエストされるようになります。
マジックを子どもに見せるときのコツはありますか?
子どもは不思議さや驚きにも反応はしてくれますが、まずは「参加」を喜びます。
なるべくシンプルで、できれば見せた後で一緒に学べるものをセレクトするとよいかもしれません。
マジックを仕事に出来ますか? プロになるには?
試験や免許が必要な訳ではありませんから、仕事にすることもプロになることも可能です。
しかしながら生活するためにはかなりの労力と時間をかける必要があります。
私の関わる講座では、マジックファンとして、さらには演者として、長く趣味として楽しむためのノウハウを共有しています。
完全に失敗してしまったらどうすればいいですか?
まずは失敗しないようにしっかりと準備しておくことが大切です。
それでもカバーできないミスをしてしまったら、素直にお詫びをして、速やかに別のマジックに移ることです。
無理やりごまかそうとしてはいけません。
そのためにも確実に自信をもって演じられるマジックを保険として必ず用意しておきましょう。
女性でもマジックを楽しめますか? また高齢者でも大丈夫ですか?
マジックという芸能の幅はかなり広いですから、男女問わず、年齢も10歳から70歳くらいまで問題なく楽しめますし、私の先輩の中には90歳を過ぎても元気に楽しんでおられる方もいます。
ステージマジックと比べてクロースアップマジックを嗜む女性は今のところ少な目ではありますが、近年は少しずつ増えているという実感があります。
YouTubeなどのマジック動画を参考にしてもよいものでしょうか?
皆さんに見てほしい素晴らしい動画もありますが、間違いだらけの種明かし、あるいは倫理的に問題のある動画が氾濫していますので注意は必要です。
ただし、よほど詳しい方でないとその判断は難しいでしょう。
うまくリサーチすると国内外のトップレベルのマジシャンによる素敵な演技を楽しむことができるのですが、そのためには実際に詳しい愛好家に聞いてみるしかありません。
例えば「ゆうきともオンライン」ではそのような素晴らしい動画をご紹介したり、細かい質問にもお答えしているので、上手くご活用ください。
練習はどの程度すべきでしょう?
カード、コイン、素材が何であっても同じことで、まずは長い時間をかけて「持ち方」「示し方」「技法」など、その扱いに慣れる必要があります。
自転車やスケート、スキー、あるいは自動車の運転などと同じです。時間をかけてある程度普通に扱えるようになったら、その後は「質」が求められます。
毎日3時間練習する必要はありませんが、10分でも20分でも体と口を動かし、鏡の前で表情やトークなども練習し続けることが大切です。
自分の動画を撮影することを推奨されましたが、注意することは?
まずはなるべく引きの画で撮影することです。最低でも上半身と顔が完全に入る画角にしましょう。
手元だけをアップで見てもらうという状況は、実際の現場ではありえません。
相手はあなた自身の一挙手一投足、更には話し方、雰囲気をざっくりと見て感じています。
指先の動きだけに集中しすぎると、腕そのもの、さらには体の動き、顔の向き、視線の動き、実際に話していること、そういったトータルで大切な部分をチェックできません。
自分ではない他人がマジックを演じていると想像して、素直な観客、あるいは辛口の観客として客観的に観察するクセをつけてください。
マジックを披露するときの服装はどうすればよいですか?
カジュアルなクロースアップ(日常における近距離奇術)ならば、まずは清潔感を重視しましょう。
ステージの場合はその状況に合ったものを選択する必要がありますが、演技する内容がよく分かる(見える)ものが望ましいです。
例えばコイン奇術を演じるのに指先のマニキュアが銀色とか、白いロープやハンカチを使うのに白っぽい衣装ではいけませんよね。
メンタリズムはマジックなのでしょうか?
言葉の定義は時代によって変わるものですし、そもそも定義自体があいまいなこともあります。
「メンタリズム」という用語に関していえば、基本的にはマジックの一ジャンルとして使われてきた長い歴史があります。
演者の目的によってその意味合いも変わりますから一概には言えませんが、ライブでも動画でも、ショーやデモンストレーションとして行われているものの99%は、いわゆる超能力や心理学、あるいはスピリチュアルを装った(マジック的メソッドが使用された)エンターテインメントであると考えてください。
私自身は超能力的な現象を起こす際には、なるべく誤解を招くことのないように「メンタルマジック」という言葉を使用しています。